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ID sk04405
アイテムタイプ Article
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本文 sk04405.pdf
Type : application/pdf Download
Size : 1.2 MB
Last updated : Aug 26, 2020
Downloads : 909

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URI
タイトル 倫理的問題の性質の解明 : 保育/教育の実践の記述から倫理教育の重要性を考える
別タイトル
著者
谷川, 友美 (Tanigawa, Tomomi)
別府大学
[外部リンク]研究者総覧へ
木村, 美佳 (Kimura,mika)
出版地 別府
出版者 別府大学短期大学部初等教育科・保育課児童学会
日付
出版年:  - 
作成日
更新日
記録日: 2020-07-19
形態
上位タイトル
初等教育 : 教育と実践 No.44  (2020. 3) ,p.33- 38
識別番号
DOI
URI
JaLCDOI https://doi.org/10.32289/sk04405
抄録  本研究は、保育の倫理教育の示唆をえるため、保育/教育者を対象に保育/教育現場で対応に難しさを感じる事例や判断を迷う事例を問い、保育/教育者の実践や思考の記述から、対象者が捉える問題を倫理的問題が含まれるのか明らかにすることを目的とした。研究対象をО市のキャリアアップ研修(保健衛生・安全対策分野)の受講する保育者80名に調査用紙を配布し、その中から協力を得られた35名が記述した35事例とした。調査期間は、2019年10月13日~ 2019年10月20日とし、現象学的アプローチによる質的分析を行った。その結果、問題の性質については、35事例のうち、32事例は善―悪、権利―義務、人間の福祉、個人の最善の利益の事項が含まれていた。3事例は、法的責任に関する問題であるため法令に従って解決がはかれる事例であった。32事例中の内訳は、「家族に対する責任」と「保育者の子どもに対する責任」が組み合わさった問題15事例、「保育者の子どもに対する責任」に関する問題10事例、「保育者の子どもに対する責任」と「家族に対する責任」と「同僚に対する責任」と「地域と社会に対する責任」が組み合わさった問題5事例、「家族に対する責任」に関する問題2事例抽出できた。倫理的意思決定のプロセスの中で、事例にある様々な関わる人の価値や理念や原則があるも、優先順位の付けにくさがあるように考察できた。医療や社会福祉領域と異なり議論が進んでいないのが現状であり、今後の課題であると考察できた。また、保育者の家族に対する説明責任をどう果たしていくかの問題も浮かび上がり保護者支援の難しさが記される事例は多かった。倫理的ジレンマの対応は、実践の中で多くの時間を割いていた。今後、乳幼児教育や保育分野において、日常の問題を倫理的問題と意識化できる教育的試みが必要と考察できた。専門性の確立のためにも倫理教育の方法論を検討していく事は急務であると考察できた。
キーワード
倫理的ジレンマ
保育
教育
倫理教育
NDC
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
著者版フラグ publisher
Index
/ Public / 初等教育 / 44(2020)
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