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ID | m1013006 | ||||||||||||
アイテムタイプ | Article | ||||||||||||
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タイトル | 浮立:肥前に分布する浮立の総合的研究 | ||||||||||||
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著者 |
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抄録 | 要旨 佐賀県のほぼ全域に、浮立という芸能が分布している。浮立は佐賀県を中心に分布しており、大太鼓や笛や鉦が主に使用される。様々な形態のものがあり、360ほど確認されている。 本論文を書くに至ったきっかけは、故郷の佐賀県武雄市に伝わっている舞浮立である。慣れ親しんでいた浮立に様々な種類のものが存在すると知った。その浮立の全体像とはどのようなものなのか、また様々な違った種類の浮立がそれぞれどのように関わりあって共存しているのかを明らかにしたいと考えたのである。 個々の浮立については多くの研究者によって研究がなされてきたが、数多くの浮立の全体像をみるものは、あまり研究されていない。佐賀県の芸能の中でも際立っている浮立について現地調査結果や芸能の分布を参考にして考察していく。浮立は佐賀県内において、どのように認識され、佐賀県民にとっての浮立とは何を指すのか明らかにする。調査手法としては、現地調査と文献調査を用いている。現地調査では聞き取りを行った。 第1章では浮立の概要について述べている。全国的にみられる風流を挙げ、佐賀県の浮立との違いを説明する。そして佐賀県の浮立を10種類に分類し、それぞれの概要と特徴を挙げる。第2章では浮立の作成した分布図を参考に各浮立の分布状況と、さらに藩領域図での分布状況を述べる。第3章では第1章で挙げた10種類の浮立の現地調査結果をもとに、各浮立の相違点を述べる。第4章では佐賀県の浮立以外の主要な芸能を挙げ、概要の説明と特徴的なものを取り上げ、考察する。最後に、第5章では本論文の要約並びに残された課題を述べる。 佐賀県のほぼ全域に浮立は伝わっており、名称は浮立と統一されているが、それぞれの違う種類の浮立とは、あまり関わりがなく、浮立を通しての地域同士のつながりというものは感じられない。観客を意識したイベントなどでは、さまざまな浮立を集めることはあるが、その他ではネットワーク性に乏しい。 佐賀県の芸能といえば浮立という認識はあるが、佐賀県内では、佐賀県内に広く分布しているさまざまな浮立の全体像をみることは少ないようである。その点に関して見直さなければ、佐賀県の特徴的な浮立という芸能は形態がますます変わってしまうのではないだろうか。 |
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キーワード | |||||||||||||
NDC | |||||||||||||
注記 | 平成23年度修士論文 指導教員 段上達雄 |
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資源タイプ | text | ||||||||||||
ジャンル | Thesis or Dissertaion | ||||||||||||
Index |
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