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ID | m1013004 | ||||||||||||
アイテムタイプ | Article | ||||||||||||
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タイトル | 五島列島の祭礼行事と地域の特色:中通島有川を中心に | ||||||||||||
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抄録 | 要旨 五島列島中通島の有川を主な調査地とし、『五島列島の祭礼行事と地域の特色』というテーマで研究を行った。 これまで別のものとして調査されてきた祭礼行事と生産生業を統合して捉えるため、祭礼行事の調査と生産生業の変化についての聞取調査を行った。生産生業がどのように変化し、祭礼行事がどのような影響を受けるのか。これらを分析することでより地域の特色を考察できると考えためである。 祭礼行事の調査は年間を通して行った。祭礼行事を農業・漁業・先祖祭祀・その他に分類し、現地調査と聞取調査を基に行事暦を作成した。有川町郷土誌などの資料を参考に現地調査を行った。また、報告書等にない未調査の祭礼行事や信仰については聞取調査で確認し、現地調査を行った。 農業の祭礼行事は6月25日に「にごり祭り」「虫供養」が行われる。以前は上有川郷と高崎郷で行われたが、現在は上有川郷が行うのみである。猿田彦信仰や二十三夜待ちが高崎郷の農家では行われている。現在は猿田彦講が5軒程、二十三夜待ちは1軒で信仰されている状況である。 漁業の祭礼行事は1月に「メーザイデン」2月に浜郷の弁財天宮神事などが行われる。この他にも捕鯨に由来する祭礼行事が見られるのは有川の特色である。 生産生業の調査は聞取調査を主に行った。聞取を基に漁業暦と農事暦を作成した。これを行事暦と合わせることで祭りと生産の関係を図化した。 漁業について有川漁業協同組合、有川漁業団、上五島町協同組合に協力を頂き漁獲高や定置網漁の聞取調査を行った。有川漁業協同組合の『魚市場事業成績書』を基に漁獲高の表を作成し、『長崎県統計年鑑』を基に漁業従事者数の表を作成した。漁獲高の推移から漁業の技術の変化、漁業従事者の推移から漁業が盛んに行われていることなどを考察した。 農業は現在有川では衰退しており、農業従事者がほとんど居ない状況にある。農業の祭りがまだ盛んに行われていた昭和30年代前後の農業について聞取を行った。『長崎県統計年鑑』を基に有川での稲作・麦の作付面積と生産量の表を作成し、その衰退を考察した。 以上の調査から有川での祭礼行事と生産生業の関係を考察し、そこから地域の特色についての考察を行った。 |
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NDC | |||||||||||||
注記 | 平成23年度修士論文 指導教員 段上達雄 |
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言語 |
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資源タイプ | text | ||||||||||||
ジャンル | Thesis or Dissertaion | ||||||||||||
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