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詳細
閲覧数:1106
| ID |
M1414004 |
| アイテムタイプ |
Article |
| このアイテムを表示する |
| 本文 |
M1414004.pdf
| Type |
: application/pdf |
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| Size |
: 162.5 KB |
| Last updated |
: Sep 4, 2016 |
| Downloads |
: 1447 |
Total downloads since Sep 6, 2016 : 1447
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| タイトル |
自己不一致感と楽観性からみた前思春期心性の構造
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| 別タイトル |
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| 著者 |
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河野, 学美
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別府大学大学院文学研究科臨床心理学専攻
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| 日付 |
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| 形態 |
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| 上位タイトル |
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| 識別番号 |
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| 抄録 |
問題と目的：思春期に入る直前の10歳前後の時期は前思春期と呼ばれ、ライフサイクル上の重要な転換期としての意味を持つと考えられている。10歳前後の時期に関して、前思春期の子どもたちは様々な経験をする中で将来の挫折を乗り越えていける柔軟性を身に着けることが出来るという報告がある。また、前思春期における問題の一つとして小学生の時期から不登校の生徒数が高い水準で推移しているという報告から、前思春期において不登校が問題視されていることが考えられる。従って前思春期の時期は、子どもの発達上非常に重要な意味を持つ時期であると考える。従来より、思春期の時期が心理的葛藤に苦しみ精神的不健康であると言われているが、本研究では前思春期の時期から不安定な気持ちや心理的葛藤で苦しむと考えられる。その中で思春期において楽観的思考であることは精神的健康度を保つための特性であると示唆されている。楽観性における報告の中で、楽観的思考を持つ傾向の中学生は将来に対する期待が高いという報告があることからも思春期において将来に対して明るい捉え方や期待を持つことは「将来こうなりたい、こうありたい自分」に近づける可能性を含むと考えられる。また、思春期における精神的健康度を下げる要因の一つとして理想自己と現実自己のズレ(自己不一致感)の高まりが報告されている。従って思春期に抱える多くの悩みのうちの一つとして自己不一致感が高まることが考えられる。本研究においての楽観性の定義に将来の自己像に対する肯定的評価・期待も含むことから“こうなりたい”“こうありたい”という理想自己を思い描くことに繋がると考えられる。従って、楽観性の概念と理想自己を思い描くことに関連があると考える。
方法：小中学生に対して質問紙調査を行い、回答に不備の無かった小学生121名、中学生454名を対象として分析を行った
結果と考察：楽観性の「楽観的能力認知」、「割り切りやすさ」、「楽天的楽観」の3因子において中学生に比べ小学生の方が楽観的傾向であることが示された。自己一致については小学生と中学生の有意な差は見られなかった。また、楽観性・自己一致得点と精神的健康度の構造を分析するため小学生・中学生ごとに共分散構造分析を行った。その結果、小学生と中学生において違った構造をもつことが明らかとなった。また、理想自己の記述傾向において小学生と中学生の記述傾向をみるためKJ法を行いそれぞれにおいてグループ分けを行った。その結果、理想自己の記述傾向においても小学生と中学生において傾向の差が見られた。
以上の結果から、自己一致に関して小学生と中学生における差は見られなかったが、各学年における差は示された。自己不一致感の高まりは思春期の特徴ではなく、前思春期においても現れる悩みの一つであることが明となった。また、パス解析から小学生において自己不一致感を下げる楽観性の要因は「割り切りやすさ」、「運の強さへの信念」、「楽天的楽観」であり、自己不一致感の減少は精神的健康度の高まりに影響すると示された。中学生においては「楽観的な能力認知」、「割り切りやすさ」、「楽観的展望」、「運の強さへの信念」因子が自己不一致感を下げる要因として示され、自己不一致感の減少は精神的健康度の高まりに影響すると示された。 |
| キーワード |
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| ＮＤＣ |
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| 注記 |
平成２７年度修士論文要旨のみ |
| 言語 |
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| 資源タイプ |
text |
| ジャンル |
Thesis or Dissertaion |
| Index |
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| 関連アイテム |
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